› 奈良寺社を訪ねて › 2009年05月

2009年05月23日

薬師寺 東塔・西塔





今回は薬師寺さんのシンボルでもある、「両塔」です。

まず、薬師寺の成り立ちから。


このお寺の創建は、壬申の乱で天智天皇の子である大友の皇子
との戦いで勝利を得た天武天皇が、680年に皇后の病気の治癒を
願って発願されました。

しかしその発願の六年後にご本人である天武天皇が崩御されて
しまいます。 皇后はその後を継ぎ、持統天皇として即位。
夫の遺志を継いでこの薬師寺の造営を続けました。

発願後、十四年後の694年に完成。
という夫婦二人で造ったと言えるお寺がこの薬師寺です。

成り立ちからして薬師寺は御夫婦の愛が感じられませんか?


  
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Posted by 浅野勝義 at 01:08薬師寺

2009年05月15日

興福寺 南円堂





「北円堂を書けば南円堂を書かない訳にはいきませんよね。」


そんなリクエストは・・・特にありませんでしたが、単に私が
〈八角円堂が好きだ〉という理由だけで、北円堂に続いて
強引に南円堂を御紹介したいと思います。


南円堂(重文)は813年に藤原冬嗣が藤原北家の繁栄を願って
創建したもの。
本来伽藍配置の西塔の位置であるこの場所に建てられました。

建物は本瓦葺きで八角の一辺は6.4m、対面径は15.5mあります。
日本で一番大きな八角円堂です。

南円堂は北円堂と比べても一回り大きく、そして縦に長いディテール
を持っています。

形状のデザインはちょうど北円堂の宝珠をつまんで空へグッと
伸ばしたような形で、屋根の勾配も急になっています。

軒の垂木は、北円堂と同じく三段(地垂木の上に飛燕垂木を二段)
取られており、地垂木も六角形となっています。





建てられた時期からいえば、北円堂が781年、南円堂が813年
ですからそれほどタイムラグはありませんが、縦の寸法ディテールは
異なるように思います。

御本尊は運慶の父である、康慶作の不空羂索観音菩薩座像。
観る者へ安らぎと尊厳を感じさせます。

  
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Posted by 浅野勝義 at 00:44興福寺

2009年05月07日

北円堂(H21春国宝特別開扉)

北円堂(H21春国宝特別開扉)




凄く楽しみにしていた北円堂の開扉中にお邪魔してきました。
お天気は曇りがちでしたが、気持ちはワクワク(かなり変か?)

連休最終日の朝方伺いましたが、思いのほか人が少なくて安心しました。


真正面に立って、御挨拶の後、ずっと一体一体見つめていました。
一周回ってまた戻って・・・

私は無言でそのリアルさに感動。
その質感、曲線、バランスに感心。

私の横で親御さんに連れられてきた子供さんが、
「こわいー」と泣くシーンもありました。

弥勒如来さんの後ろから、じーっと見つめるお坊さんがお二人
いる訳で、実際暗闇で見ると大人でも怖い。

「泣く子も黙る」という言葉がありますが、
「見る子が泣く」という現場を体験しました。

当にそのリアルさが日本彫刻の最高峰と言われる所以。




  
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Posted by 浅野勝義 at 23:55興福寺

2009年05月02日

興福寺 北円堂と南円堂

法相宗大本山 興福寺

猿沢の池からみる南円堂




 所在地 奈良市登大路町48番地
 本尊 釈迦如来
 創建年 天智天皇8年(669年)
 開基 藤原不比等
 電話番号 0742-22-7755
 拝観料 国宝館/500円 東金堂/300円(9:00-17:00)
 駐車場 有
 交通 近鉄奈良線近鉄奈良駅下車徒歩7分

南都七大寺の一つ(二番)で、世界遺産登録。。


【北円堂と南円堂】

興福寺は東大寺同様、あまりにも大きく、建築・美術品が多いので
今回は北円堂と南円堂に絞り、解説を混ぜて行きたいと思います。

それに際して興福寺、特にこの二つに縁の深い仏師、運慶を通して
この建物を見てみます。

運慶は鎌倉時代の仏師で、仏像をつくる仏師では日本で一番有名
ではないでしょうか。

特に東大寺南大門の仁王像で知ってられるのでは。
  
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Posted by 浅野勝義 at 03:08興福寺